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近年では、歯並びに問題がある子どもが増えてきているといわれています。というのも、欧米化した高カロリーな食事やあまり噛まずに飲み込める軟食が多いことが関係しているようです。
その結果「歯が大きく顎が小さい」状態になり、顎の発育不足で歯並びに問題が出てしまうのです。
小児矯正は乳歯が残っている小さい子どものうちから始める矯正です。すべての歯が永久歯になると成人矯正になり、歯を抜く矯正になってしまうことも。
乳歯が残る頃の顎の発達に合わせて歯並びを改善することができれば、短期間での効果に期待できます。
▼小児矯正コンテンツ一覧
小児矯正を始めるのに適した年齢は、6~8歳頃とするクリニックが多いようです。ただし、その子の歯並びや顎の状態によって適したタイミングは異なります。
子どもの歯並びが気になる方は4歳ころに一度歯科クリニックで歯並びを診てもらい、今後どのような対応が必要になるかを聞いておくと安心です。
「歯並びの状態が悪い」とされるのは、いわゆる出っ歯といわれる「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」、受け口といわれる「下顎前突(かがくぜんとつ)」、奥歯で噛み合わせても前歯があいてしまう「開咬(かいこう)」、歯並びがガタガタしている「叢生(そうせい)」などの状態をさします。
親が小さい子どもの歯並びを判断することは難しく、いつまで様子を見ていればいいかもわからないもの。少しでも気になったら受診することがベターですが、こんな様子は気になるサインです。
このような状態ならば、一度受診しておくことをおすすめします。医師の目で確認してもらうことで安心できますし、矯正治療が必要かどうかの判断もしてもらえます。
矯正治療は歯科クリニックに通う必要があり、治療期間も短いものではありません。自費診療のため費用も高額ですし、なにより子どもが怖がる・嫌がる歯医者さんでは治療がとてもつらいものになってしまいます。
矯正治療をおこなう歯科クリニックは多くありますが、選ぶべきは小児歯科など子どもに対応しているクリニック。小児矯正の知識や経験があるクリニックなら、子どもの歯を安心してお任せできるでしょう。
また、一般歯科や成人矯正もおこなっているクリニックであれば、虫歯などの一般治療もできるうえ、小児矯正から成人矯正に切り替わった場合でも同じクリニックに通うことができます。
吉祥寺周辺で、小児矯正を行っている歯科クリニックを治療法の特徴とあわせて紹介します。
混合歯列期(Ⅰ期)は、乳歯の存在する適切な時期に適切な治療を行います。永久歯萌出後に再検査・再診断し、(Ⅱ期)治療がスタート。表側からの矯正治療または、舌側矯正歯科装置を用いて、治療を行います。
永久歯と乳歯が混在する状態で、すでに歯並びに乱れが見られるようであれば、小児矯正を考えた方が良い場合があります。子供のうちに治療を始めると、将来的に抜歯せずに矯正できる可能性を高めることができ、本格的に矯正する際の治療期間を短縮することに繋がります。
乳歯から永久歯が生えそろうまでの成長期(乳歯列期、混合歯列期)が対象になります。永久歯が生えそろう前であれば、大半が子供の成長力を利用することによって、抜歯をせずに治療を行うことができます。
咬み合わせの状態によっては、早い時期(乳歯が生えている4歳位から、乳歯と永久歯が混ざっている9歳位までの間)から治療を始める場合があります。この治療は第一期治療と呼ばれ、永久歯が生えそろってから始める矯正治療(第二期治療)をスムーズに進めるために重要な治療になります。
9歳~15歳で行う小児矯正は、大人になってから行う矯正治療と内容は変わりません。ただ、6~8歳くらいの時期に、事前に奥歯の位置や顎の大きさを確認しておくと、抜歯になるケースはかなり少なくなります。また、永久歯が生え揃う前に、歯並びや咬み合せを調整することで、治療後の歯の安定性も高くなります。
※公式サイトでは小児矯正の詳細について記載はございませんでした。治療内容の詳細については、クリニックに直接お問い合わせください。