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ブラケットとは、歯の矯正でよく見られる、歯に装着する金属の装置のことで、これにワイヤーを通すことでワイヤー矯正が可能になります。
目立つということで抵抗がある人もいるかもしれませんが、最近はあまり目立たない装置も出ています。
本格的に歯並びを良くしたいという方におすすめのブラケット矯正。
本記事で詳しく解説していきますので是非参考にしてみてください。
ブラケットとは、歯並びの矯正の時につける装置のことをいいます。そのブラケットに通したワイヤーがブラケットを引っ張るとそこに力が発生し、少しずつ歯が移動していきます。ブラケット矯正の他、ワイヤー矯正とも呼ばれています。
ブラケット矯正は、歯の表面に装置をつけるため目立ってしまうという部分が大きなデメリットでした。ですが、最近では目立ちにくい装置も出ています。
以下でブラケットのタイプを4つご紹介します。
ブラケット矯正の中でも一般的な治療の一つで、昔からよく用いられているタイプです。歯の前面中央に装着する、銀色の金属になります。丈夫で様々な歯並びの矯正に用いられており、他の装置と比べて安価であることが特徴です。最近では小型化しているものの、やはり装置が目立ってしまうということが欠点としてあげられます。
上記の金属ブラケットと比較してブラケットとワイヤーの摩擦が少なくなるように改良されたもので、より痛みが少ないことが特徴です。
今までの装置だと頻繁に通院しなくてはいけませんでしたが、セルフライゲーションブラケットでは通院頻度が少なくなり、歯も効率的に動かすことができます。
白色や透明色といったあまり目立たない色のブラケットです。金属アレルギーの人でも使える、非金属製です。
歯の裏側に装着するブラケットになります。表から見えにくいので、周囲の人に気づかれにくいです。
ブラケット矯正は、装置を使って少しずつ歯を動かしていくので、平均で2~3年ほど掛かります。また、保定も必要になります。保定とは矯正で動かした端に針金をつけるなどして、後戻りしないようにすることです。保定には1~2年、必要になります。
すべての期間を合わせると5~6年掛かることもありますが、最近では、矯正効果を高めて治療期間を短縮する特殊なブラケットも出てきています。
ブラケットをつけている間は食事の食べ方などに注意が必要です。ガム、キャラメル、餅、煎餅といった装置を壊してしまうリスクがある食べ物や、カレー、コーヒーなどの装置を着色してしまう食べ物は避けるようにしましょう。
装置をつけている間は少しものを食べにくくなりますので、柔らかいものなどを選ぶことをおすすめします。食べる時も少しずつゆっくりと食べるようにしましょう。
また虫歯にもなりやすくなるため、普段のお手入れもしっかりと行いましょう。通常の歯磨きの他、定期的にクリーニングをしてもらうのも良い方法です。
ブラケット矯正は自由診療となり保険が効かないため、金額が高額になるというデメリットがあります。矯正基本料の他、相談料、ワイヤー調整の費用など、病院によってもかかる費用が異なりますので、金額については事前によく確認しておきましょう。
ブラケットの種類や病院によっても異なりますが、トータルで30万円〜100万円を超えることもあります。
ブラケット矯正には歯並びが良くなるというメリットの他、費用をはじめとしたデメリットもありますので、それらを考慮してから決めると良いでしょう。