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矯正歯科で歯列矯正をする上で、不安を感じてしまう方もいます。例えば、矯正のワイヤーが刺さると痛いと聞き、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。そこで、ワイヤーが刺さるトラブルについてご紹介します。
そもそもどんな時にワイヤーが刺さってしまうのでしょうか。これは、治療の成果が出て歯が動いた時に刺さるケースが多いです。器具の働きによって歯が動くと、その分だけワイヤーがはみ出します。
これが歯茎や舌に刺さり、痛みを感じることがあるのです。
また、食事をしている最中にワイヤーがずれてしまい、金具から取れてしまうことがあります。この場合は元の位置に戻せるようであれば戻しましょう。
まず、ワイヤーが伸びてはみ出している場合は、刺さっていなかったとしても治療を受けている矯正歯科に連絡をして対応してもらいましょう。
ワイヤーの調整をするだけの作業となるため、5分程度の短時間で終わりますし治療費も発生しないケースがほとんどだといえるでしょう。
また、忙しい矯正歯科だったとしても応急措置扱いになるためすぐに対応してくれるはずです。
もしも頻繁にワイヤーが刺さる場合は、矯正歯科の方に直接対応を確認してみましょう。
例えば、ワイヤーがずれた時のことを考えて装置にカバーをかけてくれたり、頬や舌に刺さらないように端をL字型に曲げるなどの対策を取ってくれるはずです。
口の中にハサミやペンチを入れて、伸びたワイヤーを取り除くことは不可能ではありませんが、非常に危険です。
少し力加減を間違えたり滑ってしまえば口の中を大きくケガする可能性もありますよね。それだけでなく、ワイヤーは力を入れなければ切れないため、うまく切れたとしてもそのワイヤーがどこに飛んでいくのかわからないですよね。
下手をすると口の中に刺さる恐れもありますし、誤って飲み込んでしまう可能性もゼロではありません。こういったトラブルを考えると、専門家である矯正歯科で対応してもらうのが一番安全です。
ワイヤーが伸びて刺さっていたとしてもそれほど痛みを感じないために放置してしまう方もいます。しかし、頬や舌に刺されば口内炎にも繋がりますし、これを繰り返すと大きなトラブルに繋がる可能性もあるでしょう。
痛みを感じたらすぐに矯正歯科で相談をしましょう。あまりにも頻繁に調整してもらいに行くのは面倒に感じるかもしれませんが、その場合は専用の保護用ワックスがあるのでそちらを使うのもおすすめです。
ワイヤーの先にワックスを塗れば刺さりにくくなるため、痛みが和らぎます。ただ、ワックスも万能なわけではありません。
食事をしてる最中に取れないような強力な素材にはなっているものの、しばらくすると取れやすくなり、物を食べた際に一緒に飲み込んでしまう方もいるようです。
歯が動きやすい時期は頻繁にワイヤーがずれて刺さりやすくなるため、このような時期に何回も矯正歯科に行けない方もいるはず。そういった方にとっては非常に助かるアイテムになります。